どんな論文でも書けてしまう技術(言視舎)

9784865650020

論文を書きたい人、この指とまれ

 かつて、書くことの中心を占めていたのは、文学、とりわけ小説であった。いま小説を書く人が減ったわけではない。しかし、書く中心は論文やレポートに移った、と断言していいだろう。それも、学者や専門のライターが論文・レポートを書くだけではない。学生もビジネスマン・ウーマンも、一様に書く。書く必要に迫られているのである。
 だが一枚の報告書ですら大変なのに、本書は、小論文や報告書の類ではなく、まとまった長さのある「論文」を書く技術を披瀝することをめざしている。論文には、もちろん、学術論文も含まれる。そんな無茶な、と思われるだろう。
 そうではないのだ。本書が対象とするのは、特殊な物書き専門研究者、もしくはその志望者なのではないからだ。本書がいわんとするところは、大きくいって三つある。
 1 情報社会の進展の中で、誰もが「論文」を書く時代になった。
 2 論文を書くためには、もちろん、小論文や報告文とは違った技術が必要になる。
 3 短文が自在に書ければ、どんな長文でも書くことができる。
 この3の技術を教えましょう、というのが本書最大の特長である。つまり、短文さえ書ければ、だれでも論文が書ける、というのだ。
 論文を書くのに、特別の能力はいらない。やり方さえ間違わなければ、だれもが学び、利用できる技術がある。それをお教えしましょう。