◆250425 読書日々 1193 わががま勝手を生きて
先週、この日記を記し忘れた。というか、忘れたことを忘れていた。間接的に、何人かから、それとなく指摘されたが、そうかね、という気分である。PCの調子も悪い。特にメールの動きが不規則だ。などとマシンに文句を言ったら、責任転嫁も甚だしいだろう。
それにしても、長沼の「山」の中にいって、はじめて全般的にパソコンを使うことになった。長沼が、光通信の「特区」になったのもわたしにとっては偶然だった。東京の出版社、新聞・雑誌社等と、直(ライン)でつながることができた。はじめは、テープ起こしを「文章化」する作業だった。ま、フロッピーもない、ハードディスクの容量も希少なシステムだったが、長足で進化した。
パソコンは私の仕事速度を高速化した。ただし私のブラインドタッチは、いつまでもゆがんだままだった。右手首の複雑骨折に起因していたが、矯正訓練を怠ったせいでもあった。ま、根っからの病院(医者)嫌いであることにもよる。眼、耳、歯、痔、腰、……痛くなればすぐ医者に診てもらえばいいのに、それを放っておいた。「体」は至って頑強なのに、一番敏感な部分がぐちゃぐちゃになった。自業自得だろう。
何で、交通不便の人里離れたところに盤踞して、大量の仕事をこなすことができたの、という顔をよくされる。編集者が使ってくれたからだ。新聞・雑誌・TV・ラジヲの種類を問わなかった。注文、問い合わせ、その他その他があれば、よほど忙しくても断らなかった。
それに大事にしたのは、毎年、年末、書く課題を決めて翌年を始めることができたことだ。これもマスコミやジャーナル界とほとんど縁を持たなかった人間の、幸運だったと思える。(年末・年始で1冊書いたことも、何度かあった。)
そう、計画を立てて進むと、予定の半分でゴールとなるケースがよくあった。昭和思想史60年・吉本隆明論・天皇論・現代思想・人生の哲学・日本人の哲学(全10部)・福沢諭吉論(全3部)・三宅雪嶺=異例の哲学、等々の私の自薦代表作は、私のベストセラーとともに、わたしに知的勇気を与えてくれた。実に幸運だった。