勉強法というと、端から軽蔑する人がいる。軽蔑しないまでも、わたしには無縁だという人がいる。しかし、勉強法とは単なる手段(道具)ではなく、生きる方法(how to live; art of my life)なのである。どう生きるか、の人生論の中核問題なのだ。
四〇代以降に人間が成熟し、一人前の人生が始まる。これがわたしの持論であり、経験則にもかなっている。本書で論じる勉強法が類書と異なるのは、勉強術に焦点を置かず、本格人生を望む人のためのものを目指しているからだ。自分の潜在力をフル稼働させたいと望んでいる意欲ある人たちに期待するとことがあるからだ。
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はじめに
第一講 四〇歳。やりたいこと、やりたかったことが見えてくる
三〇代は「いまだ何者でもない」
1 三五歳までは基礎工事
2 四〇代に全力でぶち当たる仕事に出会う
3 50代が体力絶頂期
4 勉強に遅いということはないが…
第二講 どんな勉強にもまず「先生」が必要だ
学ぶとは「真似ぶ」ことである
1 いちばんいい「先生」とは?
2 現役の「先生」」に学びたい
3 老熟、老固=牢固しない「先生」がいい
第三講 起きてまず「すること」がある幸せ
定年直後にかかるノイローゼ
1 「退屈」は辛い
2 勉強したいことがある幸せ
3 起きたら、なにはさておき、勉強
4 完成日を決めることが大事
第四講 勉強はいつまでも続けることができる仕事だ
勉強はライフスタイルの重要なパート(部分)である
1 勉強するスタイルを身につける
2 早くとりかかり、ゆっくりと始動する
3 人生は締め切りの積み重ねである
第五講 勉強は「体力」だ
脳を使わないと活力が湧かない
1 脳力は体力だ
2 勉強の本質は「集中と持続」にある
3 毎日、勉強の時間割を決める
4 遅くたっていいではないか
第六講 勉強では「経験」が生きる
これまでの「経験」を自己点検してみる
1 とりあえずの即戦力はどの程度か?
2 新しいことをするためには①
3. 新しいことをするためには②
4 とりあえず三年続ける。すぐにやめるとマイナスになる
第七講 人生いたるところに「学校」あり
なにはなくとも「学校」があるさ
1 三日坊主こそ「学校」へ
2 大学で勉強すれば、授業料など安いものだ
3 大学での一年は「海外留学」だと思うべし
4 学校が「勉強部屋」(スタジオ)になる
第八講 勉強したら成果を出したくなる
仕事で読む本は面白い
1 仕事のために勉強する、が最も有効な勉強法だ
2 仕事には締め切りがある
3 仕事には「仕込み」がある
4 仕事にはおまけがつく
第九講 勉強の最大の恩恵は「面白い」ことだ
勉強のある人生
1 定年後に「やること」がある人生
2 面白い人生
3 「やりがい」のある人生
4 「どんな」勉強でも続けていれば面白くなる
あとがき
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