雑記帳 2

 1 9/2 街に出た。寒いかなと思ったが、蒸し暑かった。中村嘉人さんの新作『函館人』の出版のお祝いと、もしかしたら道新文化部の中村公美さんにお会い出来るかも、引き合わすことができるかもと思って、電話をしたが、すでに自宅の途にあったそうだ。残念。
 道新の中村さんには「福長」で待ち合わせることができた。少し飲んで「きらく」にいった。いまとても逢いたい人に、中澤千磨夫(武蔵女子短)さんと谷口孝男(北海道文学館)さんがいる。そんな人をまじえて、中村嘉人さんにも会いたいものだ。
 拙近著『時代小説で読む!北海道の幕末・維新(言視舎)の「紹介」を、新撰組の生き残りの永倉新八のお孫さんに当たる杉村悦郎さんが「道新」の読書欄でやってくれた。うれしい。それに小樽在住の時代小説家、蜂谷涼さんがHBCの自分の番組でも紹介してくれた。こちらは聞くことができなかったが、長沼で養鶏業を営む妻の友人の村田さんが聞いたといって知らせてくれた。こんなのって、とてもうれしいね。この本、出版社の亜璃西のためにも少し売れて欲しい。
 2 26で教えはじめ、33で定職を得て、41で札幌に戻り、昨年退職した。毎月とはいわないが、誰彼と声をかけてくれ、使ってくれる。幸運である。「一日の労苦は一日で終わる」とは聖書にある言葉だそうだが、「一日」でも「労苦」がある生活というものがどんなにいいものかは、想像はしてきたが、いままでのところは実感出来ている。
 3 さ、オバマ大統領、シリア出兵にどんな決断ができるか。アメリカが「警察」の役割を果たさないと、どういうことになるのかな。火中の栗を拾わないアメリカなんて、存在価値の意味を減じるのではないだろうか。「困難」を背負い込まないアメリカなんて、「戦禍」を放置するアメリカなんて、まずい。これがわたしの正直な気持ちだ。 130903