◆140627 読書日々678
「ジャマイカ」の樋口重光さん
6/26 「日本人の哲学3」の再校をはじめる。600頁を超えそう。もうそれだけで心が萎える。短く、簡明に書こうとして、この結果である。それに再校といっても、昔の万年筆で原稿用紙に書いていたときとの比較でいえば、4~5校に相当するということではないだろうか。それでもまったく「校正」に自信がない。でも、自分の原稿を校正して、完璧という人は、本当に幸せだろう。
ただし、これで坂本龍馬と北海道に関する原稿は、ちょうど調子が出はじめたと思えるのに、中頓挫というしぎになりました。残念だ。
6/25 和田由美さんが新刊を出したので呼び出し、飲みはじめたところ、中澤さんと岩川さんが同じ店ですましてワインなんぞを呑んでいるのを発見。岩川さんは「チセ」のママがなくなったとき以来で、中澤さんとも久しぶり。ただしわたしの方はもうかなりできあがっていた。それでも、何か重要なことが切れ切れ記憶のすみに残っているがどうしようもない。そのあと、由美さんのすばらしい歌をまた聴いたような気がする。
今週「ガリレオ」の再放送を観ている。東野の映像は、阿倍寛主演の「新参者」で観ていた。ワンパターンだが面白い。というか、何事かを「論理」的に説明しようとする情熱がすごい。ま、哲学も多少は「論理」を密にする熱意はあるが、映像化はできないから難しいね。
この「ガリレオ」に吉高が出てくる。NHKの朝ドラの「アンと花子」の主役だ。毎日観ているが、嫌みの極というか、カマトト丸出しである。それにいつもは三枚目の仲間も最低だ。文学や芸術に携わっていることが「上等な人間」の証拠だといわんばかりのオバカさん役だから、ま、同情はしますが、まずいんじゃない。可哀想。
三条三松ビルの「ジャマイカ」(ジャズ喫茶)のオーナー、樋口重光が、道新夕刊の「私のなかの歴史」に6/23から登場している。重光さんはわたしより4級うえで、わたしの祖母が重光さんの祖父重蔵さんの妹である。丁寧なことに、重光さんの妹がわたしの中学の同級生だった。高校同級の川田に連れて行かれてジャマイカに行ったのが最初で、たまに真昼間に呑みたくなるときは、ジャマイカに行く。きれいだがちょっと怖い重光さんの奥さんがいる。
ジャズはわたしも好きだ。しかし靜に聞くのがもっぱらだ。樋口一族は、わたしの一族同様に、「没落」したが、小さいときから好きである。重蔵さんとは、わたしが大坂に「留学」したとき、二度ほど汽車で一緒になった。祖父や父と話すことはなかったが、この人とはよく話せたように思える。越中砺波の出である樋口と越前坂井出身の鷲田は、近い親類だが、近くはなかった。ただし、やんちゃな重光さんとわたしの顔は、ほとんど同型の感じがする。
というところまで6/26に書いた。ところが、校正のノルマをやっつけようと思いながら、「読書日々」のほうが頭から消えてしまった。それに歯科医の定期点検が重なった。まずいというより、これが惚けなんだろう。
ま、気を取り直して続きを書いているが、明智一族の末裔という明智憲三郎『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫 2013.12.15)をトイレで読んでいる。面白いというか、明智伝説がはがされていくが、書かれているものも「伝説」化しそうな勢いである。20万部売れたと新聞宣伝欄にある。こういうマニアックなものが売れる、読まれるのだから、日本も捨てたものではない。