◆170106 読書日々 811
新年の第一歩
1 あらためて、元旦の言葉を再録する。
〈170101 謹賀新年
おめでとうございます。また新しい年が始まりました。
昨年は、懸案の仕事、『日本人の哲学』(全5巻全10部)を仕上げることが出来ました。七五歳までにとの計画が実現することになります。なにとぞご購入の上、繙読くださることを願っています。
これで年来自分に課した仕事(ノルマ)を終えることが出来たと思います。年来のように計画を立てる生き方は、やめるつもりです。許されるなら、ぽつりぽつりと、落ち穂拾いのようなことを、やっていくことが出来ればと思っています。
昨年刊行した著作は、三冊です。
1 『死ぬ力』(講談社現代新書 16.2.20) *「余生」などいらない!
2 『山本七平』(言視舎評伝選 16.4.30) *「ベンダサンと山本七平は別人である!」小川哲成氏の指名で書きました。収穫が多かった。
3 二巻選集下『谷沢永一 精撰人間通』(言視舎 編 16.9.30) *コラムニスト谷沢の精髄を選びました。上精撰文学論(浦西和彦編集)と合わせて、谷沢先生の書恩・学恩に報いる一端を示すことが出来ました。
なお今年は一冊でます。
『日本人の哲学』(全5巻全10部)の最終第4巻「6自然の哲学/7技術の哲学/8人生の哲学」(言視舎 2月刊予定)
妻(規子)ともどもまだ元気です。が、三〇年余住み慣れた長沼を離れ、厚別に戻る決心をしました。こちらにある書籍の行き先は決まっていませんが、ぼちぼちと整理してゆく所存です。
というわけで、わたしたちの生活の仕方も変わりますが、わたしが七五、妻は七〇になります。よき年の初めとともに、よき人生の余滴がありますよう、心がけて参ります。
最後に、皆様に心の平和が訪れますことをお祈りします。
二〇一七年一月一日 鷲田小彌太・規子〉
2 静かな、風も吹かない正月だった。年末からどこにも出かけない毎日で、昨日はじめて車を動かした。馬追の裏(?)、由仁の酪農農場地の雪道を走った。きれいに撥ねてあり、じつに走りやすかった。
今年は、三重に行くつもりだ。8年住んだ地で、なによりも最初の勤務校、最初のゼミ生で井上陽水のテープをくれた山本憲生君、毎年年賀状をくれ細々と悩みを伝えてくれる細江久美さん等と会えたらいい。そう念じている。それに、江崎淑子はどうしているだろう。などと書くと次から次に顔が浮かぶが、名前が思い出せない。まずい。これを読んで知っていたら教えて欲しい。(ま、読む人などいないか?)
3 読書日記なのに、長く読書のことで書いた気配がない。と書いたところで、まずは、「三宅雪嶺=異例の哲学」を仕上げようと決めた。講壇哲学時代の仕事(100枚)で止まったままだ。ま、ぼちぼち行こう。雪嶺は、憲法発布(国体の確立)をもって、日本人が生まれた、とするまともな歴史感覚を持つ識者だ。もちろん、聖徳太子の憲法や大宝律令などではなく、明治憲法だ。雪嶺論や諭吉論をものするのは、『日本人の哲学』の総仕上げという意味もある。吉本、山本、司馬論はすでに書いた。残りは少ない。
などと連ねると、じつにしみったれぽいね。今年もよろしく。