引き際をあやまった政治家、経営者がいる。彼らはなぜ、「晩節を汚して」しまったのか。そもそも晩節を汚さない人生などあるだろうか。この一書には、あなたにもわたしにもやがてやってくる「晩節=老い」に立ち向かう生き方のヒントがあります。
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序章 「晩節」を迎える前に
第一章 晩節を全うする
1 最終章(フィナーレ)を飾る
「晩節」とは「万節」か?
〔1〕 成功を続ける
不倒翁
風見鶏
風を読む
〔2〕 晩期に成功を果たす
大器晩成
「信」を置く
独立と死去
〔3〕 絶頂期に亡くなる―晩節がない
信長の「天下布武」
大久保の独裁政権
原敬の独裁政治
2 安んじて生きる
「安んじる」ということ
〔1〕 着実に生きる
余勢―歩みを止めずに
一つのことをやり続ける
最後に沈静し、隠棲できる
〔2〕 惰力で生きる
本業以外に手を出さない
失敗、即撤退
ブレーキをかけて、急がない
〔3〕 別途に生きがいを見い出す
移住―「人生の楽園」
新人自営業
「退路」を断たない
3 無為を楽しむ
(悠々自適)
〔1〕 成功の記憶で生きる
たとえば、自伝を書く
思い出の地に住む
現在の不満分子にならない
〔2〕 清貧で生きる
清く! 心に恥じることをしない
貧しく! は難しい
「清貧の生き方」のモデル
〔3〕 健康で長生きする
幸福の「前提」
安心と安全
小人閑居して読書する
第二章 晩節を汚す
1 最後に汚点をつける
晩節を汚さない人生は稀だ
〔1〕 終極汚点―山県有朋
〔2〕 一点汚染―財界総理・渋沢永一
〔3〕 避けがたし、耄碌(ぼけ)
2 じたばたと生きる
一生懸命
〔1〕 引き際を誤る―闇将軍・田中角栄
〔2〕 夢よもう一度―豪腕・小沢一郎
〔3〕 天下のご意見番?―懐手の福田赳夫
3 アイ・キャン・ドゥ・モア・エニシング
「晩節を汚す」の最多パターン
〔1〕 「生涯現役」という弊害―大宰相・中曽根康弘
〔2〕 一二年では長すぎる―石原慎太郎
〔3〕 栄光の晩節に疑問あり―柳田國男
第三章 終わりよければすべていい!?
ハッピー・エンド
1 「幸運」な死はある
生命体のオーダーに逆らわない
〔1〕 赤子、幼童になる
惚ける
病気の幸せ
あきらめの心意気
〔2〕 残す幸運
子どもを残す
惜しまれたい
記憶されたい
〔3〕 僥倖―宮沢喜一
海外通に非ず、役人根性
経済通に非ず、日本経済を破滅状態に導いた
宰相の器に非ず、だが「晩節」に僥倖がやってきた
2 太く長くの人生
〔1〕 大団円―谷崎潤一郎
〔2〕 一将功成りて万骨枯る―中野重冶
〔3〕 粗大ゴミ
3 細く短く生きる
〔1〕 どんなに短い生にも四季がある
〔2〕 最後の傑作
〔3〕 若すぎる死は残すものが大きい
第四章 人生に四節がある
晩節はかならず存在する
1 初節、中節、後節、晩節
〔1〕 節々のある生き方
〔2〕 節のない生き方
〔3〕 晩節だけを汚さず、は可能か
2 「節を全うする」とは?
〔1〕 一節で全うする
〔2〕 四節を全うする
〔3〕 節を汚す、汚さないとは?
3 晩節を汚さない人生はいかにして可能か?
終章 晩節を汚さないための心得一〇カ条
あとがき
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