晩節を汚さない生き方(PHP新書)

9784569778990

引き際をあやまった政治家、経営者がいる。彼らはなぜ、「晩節を汚して」しまったのか。そもそも晩節を汚さない人生などあるだろうか。この一書には、あなたにもわたしにもやがてやってくる「晩節=老い」に立ち向かう生き方のヒントがあります。

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 序章 「晩節」を迎える前に
 
 第一章 晩節を全うする
 1 最終章(フィナーレ)を飾る
   「晩節」とは「万節」か?
  〔1〕 成功を続ける
    不倒翁
    風見鶏
    風を読む
  〔2〕 晩期に成功を果たす
    大器晩成
    「信」を置く
    独立と死去
  〔3〕 絶頂期に亡くなる―晩節がない
    信長の「天下布武」
    大久保の独裁政権
    原敬の独裁政治 
 2 安んじて生きる
   「安んじる」ということ
  〔1〕 着実に生きる
    余勢―歩みを止めずに
    一つのことをやり続ける
    最後に沈静し、隠棲できる
  〔2〕 惰力で生きる
    本業以外に手を出さない
    失敗、即撤退
    ブレーキをかけて、急がない
  〔3〕 別途に生きがいを見い出す
    移住―「人生の楽園」
    新人自営業
    「退路」を断たない
 3 無為を楽しむ
   (悠々自適)
  〔1〕 成功の記憶で生きる
    たとえば、自伝を書く
    思い出の地に住む
    現在の不満分子にならない
  〔2〕 清貧で生きる
    清く! 心に恥じることをしない
    貧しく! は難しい
    「清貧の生き方」のモデル
  〔3〕 健康で長生きする
    幸福の「前提」
    安心と安全
    小人閑居して読書する

 第二章 晩節を汚す
 1 最後に汚点をつける
   晩節を汚さない人生は稀だ
  〔1〕 終極汚点―山県有朋
  〔2〕 一点汚染―財界総理・渋沢永一
  〔3〕 避けがたし、耄碌(ぼけ)
 2 じたばたと生きる
   一生懸命
  〔1〕 引き際を誤る―闇将軍・田中角栄
  〔2〕 夢よもう一度―豪腕・小沢一郎
  〔3〕 天下のご意見番?―懐手の福田赳夫
 3 アイ・キャン・ドゥ・モア・エニシング
  「晩節を汚す」の最多パターン
  〔1〕 「生涯現役」という弊害―大宰相・中曽根康弘
  〔2〕 一二年では長すぎる―石原慎太郎
  〔3〕 栄光の晩節に疑問あり―柳田國男

 第三章 終わりよければすべていい!?
     ハッピー・エンド
 1 「幸運」な死はある
    生命体のオーダーに逆らわない
  〔1〕 赤子、幼童になる
     惚ける
     病気の幸せ
     あきらめの心意気
  〔2〕 残す幸運
     子どもを残す
     惜しまれたい
     記憶されたい
  〔3〕 僥倖―宮沢喜一
     海外通に非ず、役人根性
     経済通に非ず、日本経済を破滅状態に導いた
     宰相の器に非ず、だが「晩節」に僥倖がやってきた
 2 太く長くの人生
  〔1〕 大団円―谷崎潤一郎
  〔2〕 一将功成りて万骨枯る―中野重冶
  〔3〕 粗大ゴミ
 3 細く短く生きる
  〔1〕 どんなに短い生にも四季がある
  〔2〕 最後の傑作
  〔3〕 若すぎる死は残すものが大きい

 第四章 人生に四節がある
    晩節はかならず存在する
 1 初節、中節、後節、晩節
  〔1〕 節々のある生き方
  〔2〕 節のない生き方
  〔3〕 晩節だけを汚さず、は可能か
 2 「節を全うする」とは?
  〔1〕 一節で全うする
  〔2〕 四節を全うする
  〔3〕 節を汚す、汚さないとは?
 3 晩節を汚さない人生はいかにして可能か?

 終章 晩節を汚さないための心得一〇カ条

 あとがき
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