読書日々 1006

◆201002 読書日々 1006 室伏公治長官
 寝相は悪くない。寒くなったのでさらに動かない。かえって体が凝る。耳鳴りはしょうがないが、ときに足がつる。これは習い性になった。いい気候になったと想ったら、あっというまに体が縮かんでしまう毎日だ。ひさしぶりに「タパス」にテルしたら、ママの元気な声で変わりなく皆さんやってきていますよ、という。
 1 「読書」といえば、今は宮崎俊三『平安鎌倉史紀行』(講談社文庫 1997 初版1994)で、同『徳川家康タイムトラベル』(講談社 1983)の続編。「鉄道」紀行ならぬ、鉄道・バス・タクシイに乗り継いでの歴史紀行。この人、歩くのもよくするが、「歴史」(記録)はお手のもの。
 ただし文庫本の古いのは、活字がぎっしりつまっている。ポイントが同じでも行間のあるのとないのとでは、読みづらさが倍加する。とくに苦労するのは、「年表」で、何度も何度も確認し直さなければ、ピシッと頭にはまらない。とくに昭和史は厄介だ。それも岩波(歴史学研究会編)のはつらい。
 というわけではないが、先週、2/26事件と5/15事件を逆順に書いてしまった。直さずに、戒めとするか。
 2 藤原純友が、関東(湿地帯)の将門と呼応するように、西=瀬戸内海で乱を起こした。その本拠地が宇和島沖の日振島。宮崎さんは、東京から鉄路で三原まで行き、そこから海上を高速艇で今治まで、松山で一泊、そこから宇和島まで鉄路、船で乗り継いで日振島というルートを行く。
 その途次、今治は「タオルが名産!」と土地の人にいうが、「造船!」と応えられ、ちょっと違和感を表している。1990年のことである。ただし、その頃も現在も、今治は造船の町で、現在、人口16万人ながら、中核企業である今治造船(kk)は、瀬戸内海に根を張り、国内最大手で世界第3位のシェアをもつ大企業だ。(社長は前首相の友人)
 宇和島は、大村益次郎が最初に「職」をえた藩で、開明的な藩主伊達宗城が幕末に活躍した。坂本竜馬を書くとき、高知からぐるりと四国の西を巡ったとき(残念ながら車で)立ち寄ったが、小ぶりな城下町で、佐多岬の先まで行きたかったものの、日振島など眼中になかった。
 その純友、地方官(国司掾)で赴任し、不満も手伝って海賊の親分に変身、逆賊として大暴れし、朝廷を震え上がらせた。ただし将門と違って、史実はほとんど残っていない(らしい)。
 3 巨人が昨日も勝った。全日本陸上選手権を見たので、実見しなかったが、原は最後まで手を抜かない。しかもカリスマのように振る舞わない。自分をよく知っているということだろう。
 ハンマー投げの室伏公治がスポーツ庁長官になった。その才能は、父親の血を引いたようにいわれてきたが、もちろん母親(離婚)譲りでもある。ただしわたしの知る室伏は、単種目の人ではなく、多・異能というか「異形」の人で、走・投・跳・筋・頭力等の総合力を競うスポーツマンNO.1決定戦で、他を圧倒して優勝してきている。ただし長距離などは苦手らしい。
 だがそれがスポーツ庁長官とどう関係あるのか、と問われたら、直答できないが、マスコミに媚びない、落合満型のカリスマ(非日常的・超人的な力を発揮できる資質)のように見える。
 先週、JRA中京開催の競馬で、武豊が久しぶりに1日4勝した。どの競馬でも他の騎手と異なって見えたのは、馬をそのとき限りのように、深追いをしないことだ。それで、1~2勝をふいにしたレースもあった。この武が凱旋門賞になると、まるで別人になってしまう。今年はジャパンに騎乗するそうだが、期待しないで期待する。
 武同様、ようやく1970年前後に生れたニューカマーの世代が、50代、熟年期に突入する。安田善次郎は「50、60は洟垂れ小僧」といったが、遺憾ながらわたしも同意せざるをえない。
 対照的に、ニューカマーの父母の世代、団塊の世代がどんどんリタイアしてゆく。本当は、これから試される時間がやってくるのだが、それに堪えることができたら素晴らしい。ま、わたしはあまり期待していないが。