あの有名人101人にみる 理想の逝き方(PHP文庫)

9784569677675

嗚呼、こんな死に方、してみたい(したくない)

【「死」は生の「切断」に違いないが、生の「終点」であり「決着」である。その終点に近い遠い、の違いはあっても、生の「一部」なのだ。死を考えずに生きるのは、生を考えずに生きることだ。】

 なんの前ぶれもなく、ぽっくり死にたい。そう考える人は多いだろう。しかし、死を考えることなく逝くことが、本当に幸福だろうか。本書では、作家、芸術家、俳優、政財界人として活躍した「あの人」のご臨終場面を再現。仕事現場で果てた人、延命治療を拒否した人、自死という美学を貫いた人など、現代日本人100人余の「死に方」を徹底研究。

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はじめに
第1章 天寿をまっとうした「理想」の死
 1.1 「私」の流儀に徹した死に方
  梅原龍三郎/熊谷守一
 1・2 「惰力」で最後に向かう美学
  臼井喬二/高峰秀子  
 1・3 生き方を変えず迎えた死
  今東光/野上彌生子
 
第2章 命の限りをふりしぼる 
 2・1 死力を尽くして果てる 
  円谷幸吉/内田吐夢/多田富雄/美空ひばり/長谷川一夫
 2・2 人知れず「姿を消す」
  岡崎次郎/長谷川伸/上原専禄
 2・3 「じたばた」しても潔い死に方
  千葉敦子/佐野洋子/川上宗薫)
 2・4 走り続けた作家たちの死に方  
  吉川英治/横溝正史/江戸川乱歩/松本清張 
 2・5 仕事のすべてを燃焼させた死 
  田中絹代/溝口健二/下村治/佐分利信/梅棹忠夫 
 
第3章 あとは野となれ山となれ 
 3・1 しがみつかない逝き方  
  山田風太郎/吉田健一/山本周五郎 
 3・2 自然死―死ぬべくして逝く 
  斎藤茂吉/今西錦司  
 3・3 「肩の荷」をおろす死に方 
  舟橋聖一/芥川龍之介/太宰治

第4章 「準備」のない死  
 4・1 不慮の死―事故死、もしくは不注意による死  
  向田邦子/江利チエミ/久保田万太郎/力道山
 4・2 急死―世間を驚かせた著名人の死
  司馬遼太郎/池波正太郎/藤沢周平/有吉佐和子/
  水谷八重子/小津安二郎/佐多啓二/伊藤整/
  開高健/大平正芳/福田赳夫/三木武夫/田中角栄 
 4・3 「殺される」という死―暗殺・リンチなど非業の最後
  石田吉蔵/大久保利通/伊藤博文/原敬/小林多喜二・
  小畑達夫/中川昭一

第5章 「準備」のある死
 5・1 強制された死―死刑、獄中死など
  東条英機/三木清/山口二矢
 5・2 自死という美学を貫く
  江藤淳/三島由紀夫/乃木希典/近衛文麿/甘粕正彦
 5・3 「闇」を抱いて長寿をまっとうする
  岸信介/野坂参三/宮本顕冶
 5・4 治療や延命を拒否した死
  高見順/緒方拳/長谷川町子

第6章 誰がために生きるか
 6・1 「家族のため」という死に方
  岩崎弥太郎/菊池寛/佐々木茂策/有島武郎
 6・2 「自己愛のため」という死に方
  永井荷風/t寺山修司/沖雅也/田宮二郎/
  山崎晃嗣/岡田有紀子
 6・3 美しい死を迎えるために
  宮本美智子/山本夏彦

第7章 死を超えて、死に臨む
 7・1 「人類のため」という死に方
  内村j鑑三/尾崎秀実/由比忠之進/金子光晴

 7・2 「共同体のため」という死に方
  伊藤博文/栗林忠道と大西瀧治郎/渋沢栄一/
  島田三敬/田中正造/戸村一作

第8章 わが学恩ある人たちの死
 8・1 思索し続けた知識人の死に方
  福澤諭吉/三宅雪嶺/小西甚一/宮崎市定
 8・2 書恩・学恩尽きない人の死
  谷沢永一/廣松渉
あとがき
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