カテゴリー別アーカイブ: 雑記帳

雑記帳 4

 9/8 2020年東京オリンピック開催が決まった。決戦で60対36で勝ったのだから圧勝だろう。率直にうれしい。それに東京は本格的に都市のリストラに取りかかる特段の契機をえたのだ。「都」は大金をはたいても、可及的速やかに、快適安全な街作りを完遂しなければならない。都民は、とくに東京で活動する企業には特別の税金をはじめとするリストラ資金をつぎ込んで欲しいね。
 1964年、東京は貧しかった。0M地帯がちょっとした雨で冠水し、水不足で夏になると断水が続き、山手線は、オリンピックのときは仮設塀の中を走っていた。「ヨゴレ物」隠しのためである。
 長女が娘をつれて帰省、それに長男の誕生日が重なった。次女の家族も集まってわいわいやっている。2020年東京オリンピックを見て死ぬ、という妙な理由が生まれた。ぼちぼちやるか。130908

雑記帳 3

雑記帳 3
 1 9/6 経済界の経済セミナーにひさしぶりに出た。講師は日銀支店長。無内容な新聞の「切り貼り」。「デフレ」を悪の元凶のようにいう。私たちのように超インフレの時代に生きた人間には考えも及ばない。1970年代後半、ガソリンが180円を超した。1ドルが230円の時代である。長谷川慶太郎さんが、デフレは1985年からはじまった、価格競争の時代が、世界的に到来した、とまさに1980年代の半ばに喝破した。そして社会主義の崩壊がやってきた。講師は、デフレの「経済学」的意味にはまったく触れない。アベノミクスの難点である。
 2 何の成果もなく、とぼとぼと帰ろうと思って、オークラからグランドホテルまで来たとき、声をかけられた。高校で同じクラスの石突さんだ。買い物とのこと、ロックフォールカフェに誘って、しばし談笑。この人の甲高い声をしばらくぶりに聞いた。カフェのマスターともひさしぶりだ。年をとるとなんでも心騒がずに話すことができる。いいね。130907
 *訂正したい。とんでもない誤植が続く。

雑記帳 1

雑記帳 1
 つれづれなるままに、とは、わたしの性分に合わない。しかし、時に応じて、気ままに述べたいことが出たら、すぐ書く。これが生来のものだ。政治経済から家事雑事まで、テーマを問わない。
1 宮崎駿が引退を声明するらしい。72歳だそうだ。頃はいいね。大いに結構。ただし、一度宣言したら撤回するな。70を過ぎたらそれくらいの矜恃が必要だ。他人事としているのではない。
2 わたしが山口昌男の引きで札幌大学に職を得た、などと松岡正剛がブログの人気書物コラム「千夜……」で書いている、と教えてくれた人がいた。誤伝かと思ったが、そうらしい。ま、いいやと思っていたが、山口さんも亡くなったことだし、松岡が「情報」に正確を期す人士と聞いていた。訂正してほしいね。できれば当人に一言あってもいいのではないだろうか。 130902

雑記帳 2

 1 9/2 街に出た。寒いかなと思ったが、蒸し暑かった。中村嘉人さんの新作『函館人』の出版のお祝いと、もしかしたら道新文化部の中村公美さんにお会い出来るかも、引き合わすことができるかもと思って、電話をしたが、すでに自宅の途にあったそうだ。残念。
 道新の中村さんには「福長」で待ち合わせることができた。少し飲んで「きらく」にいった。いまとても逢いたい人に、中澤千磨夫(武蔵女子短)さんと谷口孝男(北海道文学館)さんがいる。そんな人をまじえて、中村嘉人さんにも会いたいものだ。
 拙近著『時代小説で読む!北海道の幕末・維新(言視舎)の「紹介」を、新撰組の生き残りの永倉新八のお孫さんに当たる杉村悦郎さんが「道新」の読書欄でやってくれた。うれしい。それに小樽在住の時代小説家、蜂谷涼さんがHBCの自分の番組でも紹介してくれた。こちらは聞くことができなかったが、長沼で養鶏業を営む妻の友人の村田さんが聞いたといって知らせてくれた。こんなのって、とてもうれしいね。この本、出版社の亜璃西のためにも少し売れて欲しい。
 2 26で教えはじめ、33で定職を得て、41で札幌に戻り、昨年退職した。毎月とはいわないが、誰彼と声をかけてくれ、使ってくれる。幸運である。「一日の労苦は一日で終わる」とは聖書にある言葉だそうだが、「一日」でも「労苦」がある生活というものがどんなにいいものかは、想像はしてきたが、いままでのところは実感出来ている。
 3 さ、オバマ大統領、シリア出兵にどんな決断ができるか。アメリカが「警察」の役割を果たさないと、どういうことになるのかな。火中の栗を拾わないアメリカなんて、存在価値の意味を減じるのではないだろうか。「困難」を背負い込まないアメリカなんて、「戦禍」を放置するアメリカなんて、まずい。これがわたしの正直な気持ちだ。 130903